なお、「育休延長を許容」等のチェック欄にチェックしたとしても、希望した園・クラスの希望者数が募集定員に満たなかった場合は、点数にかかわらず、全員が入園内定となることは理解しておかなければなりません。
筆者はさまざまな自治体の状況を聞いていますが、保育園の入園担当窓口は、それぞれの家庭の事情や希望に寄り添うよう努力しているところが多く、そういった現場では、保留通知が育休延長の要件になっていること自体に矛盾を感じ、改善を求めていました。
ここまで、育休延長申請および入園申請で失敗しないための要注意ポイントを挙げました。もうひとつ知っておきたいのが、育休延長を選んだ結果、希望していた保育園そのものを逃してしまうケースです。
実はここ数年、全国的に入園申請数が減少し、育休延長制度の普及も影響して、0歳児クラスに空きがある園が増えてきました。そんな園でも、育休延長者が復帰してくる1歳児クラスは競争率が高かったりします。
もしも、入りたい保育園の1歳児クラス・4月入園の入園事情が厳しく、かつ0歳児クラスに空きがあるようなら、満1歳になる時点で、あるいは空きが埋まらないうちに入園してしまったほうがよい場合もあります。0歳児クラスの空きは年度後半には埋まってしまう場合も多いのですが、園によって状況はさまざまです。
希望園の入園事情を調べておくことは、復帰時期を判断するうえでも重要です。希望園のリストをつくり、次の点について、窓口で聞いたり公開されている情報で調べたりするとよいでしょう。
・希望園の1歳児クラスの4月入園の難易度(内定者の最低点などが公開されている自治体もある)
・希望園の0歳児クラスの空き状況(各園・各クラスの毎月の空き状況が公開されている自治体もある)
東京都の保育料無償化で23区の入園事情が悪化
東京都は、2025年9月から3歳未満児の保育料を無償化しましたが、そのために都内の多くの自治体で2026年4月の入園申請者数が増加しました。特に東京23区は入園事情が悪化していると思われます。1歳児クラスの競争率が熾烈になった園もあったはずなので、情報をチェックしてみてください。
次ページが続きます:
【育児は父親と母親で分担・協力することが何より重要】
