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「そこそこ高単価」「でもテーブルは小さめで窮屈?」…サンマルクが出店「訪日客重視」"高級ハレカフェ"の魅力と課題

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昼のBAKERY CAFE C東京ソラマチ店
昼のBAKERY CAFE C東京ソラマチ店。レジ待ちの列が途切れることはなかった(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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看板商品は「チョコクロ」と呼ばれるチョコレート入りクロワッサン。セルフ式で、価格帯も抑えられている。「特別な日」ではなく日常に立ち寄る場所。それがサンマルクカフェの立ち位置だった。

チョコクロ250円+ブレンドコーヒーS350円、合計600円。BAKERY CAFE CのSコーヒー390円との差はわずかだが、看板商品の価格差が「ハレとケ」の設計を物語る(写真:筆者撮影)

ところがコロナ禍の直撃を受け業績が急激に悪化。月商はコロナ前比で約4割減まで落ち込んだ。不採算店の整理が続き、店舗数は縮小フェーズへ向かうこととなった。

「守り」を完成させた先に見えたもの

もっとも、コロナ禍はサンマルクカフェの価値を奪うまでには至らなかった。

サンマルクHDが25年11月に開示した中期経営計画説明資料によれば、サンマルクカフェは不採算店の整理と高付加価値化。プレミアムチョコクロなど商品の価格戦略が「想定以上に推移」し、1店舗当たりの平均月商はコロナ前比で120まで回復した。

月商はコロナ禍の底から回復し、当期より店舗再拡大フェーズへ移行(画像:サンマルクHD 中期経営計画説明資料より)

同社の決算説明会資料を見ていくと、温度感の変化がはっきりとわかる。「サンマルクカフェ業態を中心とした運営効率の改善」から、「出店再開・店舗純増による成長」へ。29年3月期に約370店舗を目指すとしている。

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【インバウンドに強みを持つ企業を買収】

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