東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

いつまで経ってもなぜか会社になじめない…「キャリア採用」の社員が今すぐ済ますべき転職先での《通過儀礼》

9分で読める
キャリア採用の人が会社になじみ、力を発揮するためのコツを紹介します(写真:eizan/PIXTA)
  • 松岡 保昌 モチベーションジャパン代表取締役社長
  • 岩渕 美香 株式会社モチベーションジャパン取締役副社長、キャリアセルフ・エフィカシー研究所所長
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

上司への接し方ひとつとっても違います。たとえば、上司に呼ばれた際に、「ハイ」と大声をあげて上司のほうを見るだけで良いのか、上司のデスクに素早く向かわないといけないのか、組織による違いを挙げればキリがないのです。

新しい組織に適応するための「アンラーニング」

どんな人も、一度身についた習慣を変えるのは、簡単なことではありません。ましてや、価値観となるとなおさらです。そこで重要になるのが、「アンラーニング」です。「学習棄却」と訳され、人が新しい組織に適応するために、これまで得た知識や経験を見直し、積極的に学び直すことです。

『残念なリーダーにならないための マネジメント50の心理法則』(日本実業出版社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

この「アンラーニング」の必要性を早い段階で本人に伝えられるかが定着に大きく関わってきます。「アンラーニング」の必要性を理解してもらうコツは、次のフレーズを繰り返すことです。

「今までは、どうしていましたか?」「それは、なぜですか?」

「うちでは、こうしていますよ」「なぜなら、~だからです」

これらを繰り返すことで、今まで無意識でやっていたことを「なぜそうしていたのだろう?」と考えるようになります。今までのやり方が、すべての状況において正しいわけではないことを理解するのです。

そのうえで、自社では通常どうするのか、何が理想なのか、それはなぜなのかを伝えれば、違いを強烈に認識します。無意識の行動や、擦り込まれた価値観を変えるには、強烈な「意識化」が必要なのです。

アンラーニングは、入社直後の最初が肝心です。短期間で会社に慣れれば、ある意味偏った前職の価値観で今の会社を見て、批判ばかりする人になるということも防げます。

キャリア採用の人がメンバーになったら、まずはその人の習慣を把握したうえで、自分たちのやり方や価値観をきちんと伝えていきましょう。それをわかったうえで、新たな改善点を提案してくれるようになったら、その会社にずっといる人では気づけない、金言のアドバイスになるのです。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象