東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #グローバルアイ

アメリカにおけるユダヤ人の繁栄は終わるのか?ネタニヤフによるイスラエル優先の安全保障政策が強いる過酷な代償

6分で読める 有料会員限定
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相(写真:ブルームバーグ)

INDEX

ユダヤ人の歴史には、流浪の地(ディアスポラ)で繁栄を遂げた3つの時代がある。

第1はバビロニア・ディアスポラにおける偉大な学問の殿堂、第2はムーア人およびキリスト教支配下のスペインにおける数世紀にわたる共生の試み、そして第3が、第二次世界大戦後のアメリカにおけるユダヤ人の経験である。しかし、アメリカにおけるこの経験は、深刻な脅威にさらされており、その原因は決して不可解なものではない。

チェコ・プラハに本拠を置く国際的NPO「プロジェクト・シンジケート」は多くの有力者の論評・分析を配信しています。「グローバルアイ」では、主に同シンジケートのコラムの中から厳選して翻訳・配信しています

政治的二極化、既成制度による門番(ゲートキーパー)機能の崩壊、そしてソーシャルメディアによる過激な意見の増幅は、いずれにせよアメリカのユダヤ人社会に圧力をかける要因となっていただろう。だが、これらの影響をさらに深刻化させた「偶発的要因」がある。それは、ベンヤミン・ネタニヤフ首相がイスラエル政界を数十年にわたり支配する中で積み重ねてきた、対米関係における外交的失策である。

反ユダヤ主義的なヘイトクライムが急増

この期間、2つの決定的な変化が生じた。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象