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AIが作った「現状まとめ資料」を「たたき台」と勘違いする人の悲劇。上司が呆れる資料を作ってしまう人の根本的な誤解

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上司から「たたき台」を作るよう言われて提出したら、イマイチな反応……。なぜ?(写真:metamorworks/PIXTA)

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日系大企業、コンサル、外資、スタートアップと、多様な職場でキャリアを築いてきた萩原雅裕氏は「どんな環境でも、優秀な人ほど『叩かれるたたき台を作っている』」という真理を確信しました。新刊『たたき台の教科書』では誰でも再現できる超実践的なたたき台作りの技術を惜しげもなく公開し、その普及に努めています。
今回は、「『たたき台』と呼べる資料と呼べない資料」をテーマに、「たたき台」を活用した仕事の考え方を解説します。

たたき台には4つのレベルがある

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「新製品の営業戦略を検討したいから、たたき台を作ってもらえる?」

課長からそう言われた田中さんは、週末を返上して資料を作りました。新製品の価格と機能、既存製品との比較、競合製品の一覧、想定ターゲット——情報をしっかりまとめた自信作でした。

しかし課長の反応は冷たいものでした。

「で、結局、何をするの?」

田中さんは何を間違えたのでしょうか。

私は、たたき台を大きく4つのレベルに分けています。

レベル1(悪いたたき台):たたき台として成り立っていない
レベル2(スジの悪いたたき台):形式は満たしているが、前提やゴールが間違っている
レベル3(良いたたき台):不足点はあるが、参加者の意見が引き出される
レベル4(スジの良いたたき台):提案の内容も妥当で、すぐに次のアクションに移れる

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【「現状を整理しただけ」は、たたき台ではない】

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