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AIが作った「現状まとめ資料」を「たたき台」と勘違いする人の悲劇。上司が呆れる資料を作ってしまう人の根本的な誤解

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上司から「たたき台」を作るよう言われて提出したら、イマイチな反応……。なぜ?(写真:metamorworks/PIXTA)
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改めて確認すると、たたき台を作ることの本当の目的は「期待する成果につながりそうな打ち手を決めること」です。

現状を整理しただけの資料や、選択肢を並べただけの資料は、この目的を果たしていません。見た人が「うーん、期待していたのと全然違うな……」「どこからツッコんでいいかわからない」と黙ってしまえば、議論は前に進まず、たたき台を作った意味がなくなります。

なぜレベル1のたたき台を出してしまうのか

良いたたき台を作るには、以下の4条件が必要です。

  1. ゴール(期待する成果)が明確になっている
  2. 検討の前提が整理されている
  3. 打ち手の選択肢が複数検討されている
  4. 推奨案が1つ選ばれている

田中さんの資料には、3も4も欠けていました。そして実は1と2も不十分だった可能性が高いのですが、それはレベル2の問題として『たたき台の教科書』で詳しく扱っています。

なぜ多くの人がこのレベルの資料を出してしまうのでしょうか。理由は3つあります。

ゴールが不明確なまま動き出す

「たたき台を作らなければ」と焦るあまり、「この検討で何を決めるのか」を確認しないまま作業に取りかかってしまいます。ゴールが定まらないと、とりあえず情報を集めることが目的になってしまいます。

現状整理までが自分の仕事だと思っている

たたき台とは現状の整理ではなく打ち手の案を示すものだということを知らなければ、「一見するとたたき台っぽい資料」にしかなりません。仕事の構造方程式(現状×打ち手=期待する成果)を意識せずに動いている状態です。

推奨案を選ぶことへの躊躇

複数の選択肢を並べるところまでできていても、「どれが正解かわからない」「間違えたらどうしよう」という不安から、推奨案を1つに絞り込むことを避けてしまいます。

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【まず「悪いたたき台」を脱するところから始める】

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