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自覚症状ゼロのまま進み、気づいたときには引き返せない。しかもそれは、がんよりも多くの人が抱えている“国民病”です。なぜ、多くの人が防げたはずなのに、間に合わないのか。そして、日常のある習慣が、知らないうちに臓器を壊しているとしたら?
本稿では、20万人以上を診療してきた糖尿病専門医、牧田善二氏の知見を基に、腎臓病が「見逃される理由」と「進行を食い止める具体策」を解説する。第1回は、なぜこの病気が“気づいたときには遅い”と言われるのか、その構造に迫る(『腎臓 人工透析にさせない最強の医療・食べ方』より一部抜粋、編集してお届けします)。
腎臓病の何が怖いのか?
腎臓病には、急性腎臓病と慢性腎臓病があります。
熱中症による脱水、尿路結石、細菌やウイルス感染など、特殊な原因によって急激に症状が進む急性腎臓病は、その原因を取り除けば治癒が見込めるので、さほど重要な課題ではありません。
問題は、早期にはまったく症状がないため発見が難しく、気づいたときには多くの人が手遅れになってしまう慢性腎臓病です。「手遅れ」とは、透析に入るしか手立てがなく、その後、5年ほどの余命に陥ってしまうことです。
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【原因は違っても、治療は同じ】
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