厚生労働省が発表している日本人の死亡原因は、2023年時点で、1位がん、2位心疾患、3位老衰、4位脳血管障害……と下のグラフのようになります。また、肺炎と誤嚥性肺炎を合わせれば、脳血管障害よりも多くなるのがわかるでしょう。
数字だけではわからない「深刻さ」
2023年は、パンデミックを起こした新型コロナウイルス感染症が8位に入っていますが、こうした特別な事情がない限り、たいてい、不慮の事故に続くのは腎不全です。
腎不全は、いつの年も8位前後をうろうろしています。
この年の場合、がんの24.3パーセントに対し、腎不全は1.9パーセント。この数字だけ見ると、あまり深刻な病気ではないと感じるかもしれません。
しかし、腎臓病があると、心筋梗塞、脳卒中、がんなどあらゆる病気に罹りやすく、その進行も速めることがわかっています。すなわち、腎臓病の末期症状である腎不全になる前に、ほかの病気で命を落としている可能性が高いのです。

