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アップル15年ぶりCEO交代の真意、エンジニア主導で変わるものと変わらない成長モデルの核心

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ジョン・ターナス氏
アップルの新CEOに就任が決まった、同社ハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント(現)のジョン・ターナス氏(写真:Adam Gray/Bloomberg)

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アップルが15年ぶりに経営トップを交代する人事を発表した。2011年以来CEOを務めてきたティム・クック氏がエグゼクティブ・チェアマン(会長)になり、新CEOには、現在ハードウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントを務めるジョン・ターナス氏が就任する。新体制は9月1日からスタートする予定だ。

この人事はどういう意味を持っているのだろうか? アップルという会社のなにが変わり、なにが変わらないのだろうか?

それぞれのこれまでの職責・成果から予想してみよう。

一言で言えば、この選択は「アップルが今後も、良いハードウェアを消費者に売る会社であり続ける」という宣言である。

ハードのエンジニアがアップルのトップに

ティム・クック氏がCEOを退く準備をしているのでは……という噂は25年に入るとささやかれるようになっていた。25年、クック氏は日本を含めた世界中を巡っていたこともあり、「退任に向けたコミュニケーションの一環ではないか」との噂もあったのだ。

スティーブ・ジョブズの後、15年CEOを務めたティム・クック氏(写真:Kena Betancur/Bloomberg)

理由は健康問題などではない。クック氏がCEOを務めて長い年月が経過し、そろそろ新しい世代への移行が必要……という判断があったからだろう。

アップルの次期CEO候補、と呼ばれる人物は複数いた。その中でターナス氏は急速に本命視されるようになった。アップルのリリースによれば、取締役会は全会一致でターナス氏の次期CEO就任を決めたとされている。

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【CEO移行後、現CEOのクック氏はどうなる?】

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