東洋経済オンラインとは
ライフ

ヤクルト神宮球場が"最強の稼ぎ場"に!? 「つば九郎復活」「売り子名鑑」に「インバウンド太客」…攻めすぎ営業の舞台裏

5分で読める
つば九郎
東京ヤクルトスワローズの球団マスコット「つば九郎」が活動を再開しました(画像:YouTube東京ヤクルトスワローズ「ただいま つば九郎復活!」より)
2/3 PAGES
3/3 PAGES

「毎試合で何かしらのイベントがあって飽きない。そして何よりも、現役選手やOBにちなんだスタグルの種類が豊富で嬉しい。

『神宮グルメ』という専門サイトと冊子もあって本当に助かる。全部食べたくなってしまいます(笑)」(神宮付近にいたヤクルトファン)

全国のものが集まる東京のチームだけに、「食へのこだわり」はすごい。おつまみ、主食、スイーツと球場内だけでフルメニューを味わえる。

「『神宮グルメ』内で“売り子名鑑”まで準備してあるのには驚いた。

アルコールやソフトドリンク各社の売り子の顔写真と個別データが掲載されている。『個人情報に神経質な時代、ここまでやるのは凄い』と感嘆させられた」(スポーツマーケティング会社関係者)

東京ドームやベルーナドーム等、来場者による売り子の写真撮影を禁止する球場も出てきている。球団、球場が公認の形で売り子の肖像を掲載するのには、「収入を上げるため」という覚悟と意気込みを感じさせる。

復活した“つば九郎”の関連グッズも売れ行きが好調

「何よりもインパクトがあるのは“つば九郎”の復活。前担当者が亡くなったことで昨年1年間は休業期間となった。神宮開幕戦から復帰すると、以前以上の注目を集めている。関連グッズも飛ぶように売れている」(ヤクルト関係者)

キーホルダーやタオル等の小物からユニホームまで500点以上のグッズが用意され、品切れの物が続出するほど。選手以上の人気を誇り、球団に大きく貢献している。

「ファンクラブ、チケット、スタグル、グッズという、収入が見込める4カテゴリーを軌道に乗せたのは大きい。

チームの好調が続けば露出度も増え、スポンサー収入増にも繋がっていくはず。池山監督に重ねるのではないが、今のヤクルトはまさに“イケイケ”です」(スポーツマーケティング会社関係者)

 DeNAや広島はチーム状況によって、球場の客入りが上下することが話題になる。しかしヤクルトに関してはそういった心配は今のところ無用のようだ。

15年ほど前までは対戦相手次第で空席が目立った神宮だが、ここまでにした球団や球場関係者、そして選手の努力には頭が下がる。

「首都・東京」のチームが元気ならば、球界全体にも好影響を及ぼすはず。ヤクルトには、グラウンド内外でこのまま突き進んでもらいたいものだ。

(文・スポーツライター 田中雄也)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象