みなさんは、2026年度入試で大人気になった、佐賀大学のコスメティックサイエンス学環をご存じでしょうか? この学部は新設の学部だったわけですが、26年度入試の前期日程で7.3倍という非常に高い倍率を記録しました。新刊『へんな学部 令和ニッポンのユニーク学問最前線』を上梓した西岡壱誠氏に、最新学部にZ世代が注目するワケを解説してもらいます。
「コスメティックサイエンス学環」が人気の理由
新設の大学や学部は、作れば必ず人気になるわけではありません。同じ佐賀県内でも、武雄アジア大学は定員140人に対して入学者37人で、充足率は約26%にとどまっていることがニュースになりました。新しいから人気になるわけでもなく、尖っていれば人が集まるわけでもないわけです。
では、なぜ佐賀大学はなぜ受験生の関心を集めたのでしょうか? 人気になる大学・学部とそうでない学部はどんな違いがあるのでしょうか?
まず、「コスメティックサイエンス学環」という名前だけを見ると、美容や化粧品に強い興味を持つ人が集まっているのだろう、と考える人が大半だと思います。なんといっても、「コスメ」と名前に入っているわけですからね。しかし、実はそれは本質的な理由ではないと考えられます。
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【入り口は「コスメ」だが…】
