東洋経済オンラインとは
ライフ

機能を絞って50万台超の大ヒット…材料を入れるだけで本格スープできる調理家電「自動調理ポット」が後発でも売れたワケ

8分で読める
ウィナーズの岡野真二代表(写真:筆者撮影)
  • 小沢 あや ピース株式会社代表 編集者
2/6 PAGES
雑貨のようなビジュアルの調理家電 (写真:筆者撮影)

実は、「自動調理ポット」の大ヒットの裏には前身モデルの失敗があったそうだ。2020年に発売した「ソイ&スープブレンダー」は350ccとコンパクトな容量で、自宅で搾りたての豆乳が作れることを売りにした商品だった。

「弊社の社員はみんな食にこだわりがあるんです。『家で搾りたての豆乳を飲む機会なんてないよね、おいしいのに』という発想から開発・販売がスタートしました。ノリノリだったんですが、乾燥大豆から豆乳を作ると、後で濾す作業が面倒だったんです。商品名もわかりにくく、ヒットには至らなかった」

ただし、容量の小ささは社内では問題にならなかったそうだ。

スープ需要の高まりにかけた勝負

「ソイ&スープブレンダー」の売り上げが振るわず、がっかりしたレコルト社内だったが、このモデルに「おまけ」機能として付けた「スープモード」への反応には手応えがあった。

「当時から、スープ専門店が大人気で、スープには確実に需要があることがわかっていました。実際に、朝から粉末をお湯で溶くタイプのコーンスープを飲む家庭がたくさんある。一方で『もう少し身体にいいものを』と考えても、家で一からポタージュを作るのは重労働。『ここなら勝負できる』と確信しました」

次ページが続きます:
【「スープメーカー」という言葉をあえて使わなかった】

3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象