国土交通省が3月に公表した「2026年地価公示」。そのデータを基に、東洋経済オンラインではこれまで、東京都、大阪府、愛知県の「1平方メートル当たりの地価」と「地価上昇率」について最新版のランキングにまとめてきた。今回は九州随一の大都市、福岡を取り上げる。
ランキングを概観すると、坪単価(1平方メートル当たりの地価×3.30579で算出)が200万円を超えたのは13地点。4月1日に配信した大阪府では9地点、同月13日に配信した愛知県は8地点だったので、昨年版と同様、中心部の人気エリアはこの2府県よりも需要が強い様子が見て取れる。
昨年版から変わらず根強い人気エリアの需要
個別地点に目を移すと、1位は昨年版から変わらず「福岡市中央区大濠1丁目」(最寄り駅は唐人町)だった。鑑定書には「品等の高いマンション等が建ち並ぶ県内随一の高級住宅地地域として今後も推移するものと予測。依然として富裕層向けマンションの販売価格は高騰化しており、当面の間、高い地価上昇率が継続するものと予測」とある。
2位の「福岡市中央区今泉2丁目」(同・西鉄福岡<天神>)、3位の「福岡市中央区薬院4丁目」(同・薬院大通)をはじめとした福岡市内の地点が上位を独占している状況も、昨年版と同様だ。
福岡市外で最上位だったのは、51位に入った「大野城市栄町3丁目」。53位には「春日市春日原北町5丁目」もランクインしており、両地点の最寄りである西鉄・天神大牟田線の春日原駅の人気ぶりが浮き彫りとなった。近隣にはイオン大野城ショッピングセンターがあり、昨年版に引き続き、交通利便性と生活利便性が併存している点が需要の根強さにつながっているようだ。
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【まずは1~25位】
