4月13日に配信した「【2026年版】地価が高い『愛知県の住宅地』ランキングTOP301」では、「1平方メートル当たりの地価」に焦点を絞り、愛知県の中でも地価の高い上位約300地点を取り上げた。同ランキングでは上位を名古屋市内の地点が席巻する形となった。
では、「地価の上昇率」という観点では、どのようなエリアが浮かび上がってくるのか。東洋経済オンラインでは、国土交通省がまとめた「26年地価公示」のデータを基に、地価上昇率が高い愛知県内の住宅地を抽出し、上位約300地点をランキングにまとめた。
ランキングを概観すると、25年比で10%以上の値上がりとなったのは6地点、8%以上の上昇率だったのが11地点だった。4月2日に配信した大阪府の地価上昇率ランキングでは、それぞれ6地点と91地点だったので、人気エリアの地価上昇の過熱感は大阪と同程度ながら、その広がりは大阪よりも緩やかである状況が読み取れる。
尾張徳川家ゆかりの土地が上位に
個別地点を見ていくと、1位は「名古屋市東区徳川町」(最寄り駅は森下)。尾張徳川家の邸宅跡である徳川園が近隣にある。鑑定書によると、「品等の高い住宅地域で、居住環境は良好である。名声のある住宅地域は稀少性もあって、需要は堅調」という。
2位は「名古屋市東区徳川1丁目」(同・車道)。1位の地点から600メートルほど南西の位置だ。鑑定書には「需要者は名古屋市内に居住する富裕層を中心に所得の高い一次取得層や法人も想定される。地下鉄駅からは遠いが、住環境は良質で名声も高いため地価は大きく上昇を続けている」とある。
名古屋市外では、トップ10圏内に8位「長久手市東狭間」(同・杁ヶ池公園)と10位「一宮市天王2丁目」(同・西一宮)がランクイン。ともに最寄り駅に近く、8位の長久手市の地点は近隣にショッピングモールがある。生活利便性の高さが地価上昇につながったとみられる。
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【まずは1~25位】
