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"奇跡の69歳"天野佳代子さん、美容も仕事も諦めなかった半生と60代の挑戦、「プロとして生きる覚悟は亡き夫に教わった」

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テレビでも話題!“奇跡の69歳”、天野佳代子さんの歩みを振り返ります(写真:『60歳の「キレイの壁」をのりこえる 撮影:彦坂栄治/まきうらオフィス』より)
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厳しさ、つらさ、達成感を繰り返し味わっているうちに、仕事の面白さに目覚めました。シンガーソングライターとして奮闘する彼の責任の重さと孤独も理解できるようにもなりました。

プロとしての矜持を持つことで大人になれた私は、28歳で結婚。20代前半の甘い心持ちのまま結婚していたら、今の私はありませんでした。

(写真:『60歳の「キレイの壁」をのりこえる 撮影:彦坂栄治(まきうらオフィス)』より)

末期ガンと告げられた夫

私と夫は、私が41歳、夫が45歳のとき、離婚しています。私の仕事が順調になっていくのと逆行するように、夫の仕事は縮小していきました。

私にとって夫は絶対的な存在。先を走っているのが当たり前でした。しかしだんだん私の発言が強くなり、夫の声が小さくなって、関係性にも変化が及びました。

夫婦は山あり谷あり、そこをのりこえてこそと今ならわかるのですが、当時の私は我慢ができなかった。彼は離婚を承諾しました。私は離婚後は夫とは距離を置くものと当然思っていました。でも彼はそうではなかった。

気軽にご飯に誘ってきたり、飼い猫についての報告電話を頻繁にくれたり。私が引っ越すと「部屋を見せてよ」と新居にもやってきました。夫婦ではなくなったけれど、彼は私から離れていなかったのです。

私が43歳のとき、母が脳梗塞で突然半身不随になり、何もできなくなりました。このときも随分と彼に支えてもらいました。

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【60代で編集長に】

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