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人気ブーランジェリー《メゾン ランドゥメンヌ》のオーナーシェフを25歳でパンの道へと導いた「意外な出発点」

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《メゾン ランドゥメンヌ》のオーナーシェフがパン作りを目指した意外なきっかけとは(写真:宝島社提供)
  • 石川 芳美 「メゾン ランドゥメンヌ」オーナーシェフ

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2007年にパリで1号店をオープンし、2019年にはフランス版『VOGUE』で「2019年パリで最もおいしいクロワッサン」にも選ばれた名店「メゾン ランドゥメンヌ」ですが、創業者でオーナーシェフでもある石川芳美さんは、25歳まで音楽家でした。
そんな彼女が25歳の時に「パンの道」に飛び込んだ意外なきかっけとはいったい何だったのでしょうか。石川さんの著書『フランス流自分に素直に生きる方法』から一部を抜粋・編集する形で、当時のエピソードを振り返ります。

漬物屋に嫁いで芽生えた「発酵」への思い

最初の夫は、私がヤマハで教えていたときの生徒の1人でした。彼の実家は漬物屋を営んでいましたが、エンジニアのお義父さまが起業された会社で、彼は将来2代目になる予定の人でした。

結婚してその家業に関わるようになったことで、初めて「発酵」を学ばなければと思うようになりました。

漬物は乳酸発酵のため、本格的に勉強しようとするには、東京農大のような専門機関で学ぶ必要があります。しかし、当時の私は子どももいましたし、広島に住んでいたため、東京で学生生活を送ることは現実的ではありませんでした。

そんなとき、偶然目にしたのが小さな製パン学校の広告でした。パン教室を少し大きくしたような学校で、プロ養成というよりは、アマチュア向けのスクールでしたが、広告を見た瞬間、「パンって発酵しているよね」と思ったのです。

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【とにかく「発酵を学びたい」という思い】

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