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「計算ドリルでの"猛特訓"は逆効果」「『頑張ればできる』は子を壊す」 算数障害の子を救う《家庭での"小さな習慣"》

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発達障害 算数障害
「算数障害」の子には、ドリルを繰り返し解かせるよりも効果的な学習方法があります(写真:zon/PIXTA)

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知的発達の遅れはないが、算数だけができないという「算数障害」。

発達障害に含まれるLD(学習障害)の一種で生まれ持った特性のため、残念ながら「勉強していけば、その学年で学習すべきものがすべてできるようになる」ということはない。

しかし、前編で紹介したようにその子どもに合った支援によって算数とうまく付き合っていくことはできる。

「算数障害」の子にどう教えればいいのか

日本の教育では障害の有無にかかわらず、すべての子どもが同じ教室で学ぶために必要な支援・合理的配慮を提供する「インクルーシブ教育」を目指している。

そしてその理念に基づき、障害や特性がある子どもの学びを支援する「特別支援教育」というしくみがある。算数障害もこの特別支援教育の支援の対象に含まれる。

学校では、通常学級と通級指導教室という2つの支援の場が用意されている。

通級指導教室では通常学級に在籍しながら、一部特別な支援を必要とする子どもたちに対して、別室で個別の課題に応じた指導を行う。

発達障害心理学を専門とし、『算数障害がわかる本 解けない理由と支援のしかた』などの著書もある熊谷恵子・筑波大学名誉教授(教育学)は、よりよい支援のためには子ども本人の理解も必要だという。

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【学校や家庭における具体的な「3つの支援」】

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