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「計算ドリルでの"猛特訓"は逆効果」「『頑張ればできる』は子を壊す」 算数障害の子を救う《家庭での"小さな習慣"》

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発達障害 算数障害
「算数障害」の子には、ドリルを繰り返し解かせるよりも効果的な学習方法があります(写真:zon/PIXTA)
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合成分解とは、2つの数を合わせて1つの数字にしたり、1つの数を2つに分けたりすることだが、教科書では「10」までの数字を合成分解するものが多く、「5」を扱うことは少ないという。

「算数障害の子どもは10の合成分解に行く前につまずいてしまいます。このジャンケン遊びは、1+4、2+3などの5になる組み合わせの数式を覚えることに役立ちます」

中学校で「算数障害」の子に必要な支援

中学校では高校受験対策に向けた支援が必要になる。基本的には受験で0点を取らせないためにその子ができる分野を手厚く指導する。

その一方で、神奈川県の中学校で通級指導教室を担当する女性教諭は、通う子どもたち全員に必ず指導していることがあるという。

それは、正の数(プラス)と負の数(マイナス)の計算だ。

「金銭感覚を身につけてほしいからです。社会に出たら絶対に必要なものですよね。正負の意味を理解できない子どもは、『(-2)+(-3)』と『(-2)+3』の違いがわからないんです」(女性教諭)

だから単に計算式を教えるのではなく、まずはフリートークでほしいもの3つを聞くようにしている。すると、どの子も何番目かに必ずお金が入っているのだという。

そこで女性教諭は、正負の計算は、正を貯金、負を借金にたとえて教えている。

「借金がすでに2あるのに、さらに3しちゃったら借金が増えちゃうねとか、借金が2あるけどお年玉を3もらうと借金はどうなる?とか、フリートークをはさみながら数式を解いてもらっています。

『マイナスは見えないから嫌いだ』という子には、そんなこと言ってたら知らないうちに借金が増えるぞと、軽くおどかしたりしますね。

通級では生徒の好きなものや楽しみを拾い上げるフリートークは大事です。答えから解法を導く逆思考でつまずく女子生徒は大のケーキ好きなので、可視化のイメージはホールケーキ、ロールケーキ、ショートケーキ。『この問題はロールケーキでたとえて』とか、注文もけっこう入ります(笑)」(女性教諭)

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【中学生になると「通級は恥ずかしいから」と拒否する生徒も…】

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