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「計算ドリルでの"猛特訓"は逆効果」「『頑張ればできる』は子を壊す」 算数障害の子を救う《家庭での"小さな習慣"》

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発達障害 算数障害
「算数障害」の子には、ドリルを繰り返し解かせるよりも効果的な学習方法があります(写真:zon/PIXTA)
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逆に苦手な問題のときは、その子の特性の長所が問題を解く手がかりになるという。

同時処理に強みがある子はパッと見てわかる図やブロックなどの具体物を多用し、継次処理に強みがある子はその子の思考の流れに沿って解き方の手順を細分化し、順序立ててシンプルな言葉で説明する。また、ジェスチャーを交えて身体を動かすなどアクションを取り入れることで、理解が進む子もいるという。

「算数の場合、自分の得意な方法で成功体験を重ねていくことで、自己肯定感が高まると考えています。そのためにも常に教え方や教材の引き出しを多く持つよう心がけています」(工藤教諭)

ゲーム感覚で学べる「ジャンケン遊び」

具体的な支援3:ゲーム感覚で楽しく学ぶ

楽しく算数を学ぶには、ゲーム感覚で“数”に親しめる遊びや子どもが好きなものを盛り込んだ教え方がいい。親子で楽しめるものとして、前出の熊谷名誉教授はジャンケンをアレンジしたゲームを教えてくれた。

足して「5」になるジャンケン遊び
①保護者が先に「ジャンケンポン」と言いながら、指を何本か出す。
②子どもは保護者と自分の指の合計が「5」になる本数の指を出す。
(例:保護者が指3本を出したら子どもは指2本を出す)

このジャンケンはゲーム感覚で数処理や計算(暗算)に慣れ親しむ目的で、合成分解のトレーニングになる。

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【通級指導教室で指導していること】

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