全員がテーブルにつき、ミカンと友人Mが重いのに背負って持ってきた赤ワインと日本酒を出して、まずは赤ワインをそれぞれのグラスに注ぎました。
「ジビエツアーに乾杯〜」
目にも美しい料理たち、味も最高でした。低温調理されたローストイノシシなど、上等なローストビーフよりうんとあっさりと食べやすくておいしいと感じました。香ばしく焼かれたリブの脂はイノシシの若さのためか、ねっとりではなく、さっぱりしています。
一口食べて、びっくり
「こちらも焼けましたよ〜」と、私たちが採ったしいたけと手作りウインナー、そしてさっき火をおこしたバーベキューコンロで焼いた肉も出してくれました。
スキレットの中でじゅうじゅうと音を立てているしいたけを、一切れ皿に取りました。口に入れて、びっくり。あまりにおいしくて。
「え? このしいたけ、普通のしいたけだよね……」
私は隣にいるTさんの顔を見ました。Tさんもしいたけを食べ、驚いている様子です。
「めちゃくちゃおいしいですね」
「しいたけの臭みがまったくない。ちょっと、アワビみたいな感じする」
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【「1人1万9800円」は高くない】
