駅で女性トイレにだけ長い列ができる光景をよく見かける。一方で、男性トイレが同じように混雑する場面は見られない。
この現象の背景には、男女の便器数に差があるのではないか。そう考え、全国1000カ所以上のトイレを調査し、男女の便器数には平均で1.69倍の差があることを導き出した女性がいる。東京都の行政書士、百瀬まなみさんだ。
日常の風景になった「女性トイレの行列」
百瀬さんがトイレの便器数の男女バランスに疑問を持つようになったのは、2022年に岡山県の倉敷駅でトイレの列に5分ほど並んだ出来事がきっかけだった。
やっとの思いで用を済ませ、トイレの外に出たとき入り口の「トイレ案内図」を目にした。そこには男性用のトイレが小便器4個、個室3個である一方、女性用トイレには個室4個だった。つまり、女性のほうがトイレにかかる時間は長いのに便器数は女性のほうが少ないということだ。このことに百瀬さんは驚きを隠せず、以降、外出した際には必ずトイレの便器数を数えるようになった。数えた結果は毎回、Xで発信している。
次ページが続きます
