ブラックフライデーのようなセール時期には、攻撃がさらに激化します。スポーツシューズブランド「HOKA」やECサイト「AliExpress」の偽サイトが検索結果の上位に表示され、詐欺サイトに誘導されてしまったのです。攻撃者はロゴやレイアウト、商品画像まで精巧に複製し、大量の偽商品ページを生成してSEOと広告の両面からネット詐欺を仕掛けました。
検索結果を反射的にクリックしないことが最大の防御
検索上位の偽サイト詐欺から身を守るために、まず徹底したいのが「検索結果の最上段を反射的にクリックしない」という習慣です。広告欄には「スポンサー広告」という表示があり、特に最近では、目立つように表示されているので見分けやすくなっています。
とはいえ、その下の検索結果もSEOポイズニングに汚染されている可能性があります。検索結果からアクセスする際は、公式サイトであることを慎重に確認してください。できれば、自分で保存したブックマークか公式アプリから開くほうが安全です。
クリックしてしまった場合でも、個人情報を入力したり、アプリをインストールしていなければ、基本的に被害は発生しません。ただし、IDやパスワードを入力した場合はただちに変更が必要です。
パスワードを使い回しているサービスがあれば、そちらも変更してください。クレジットカード情報を入力してしまった場合はカード会社へ即連絡し、銀行や証券の情報を入れた場合は金融機関へ連絡しましょう。
ネット詐欺の手口は日々巧妙になっています。「検索結果を鵜呑みにせず、公式サイトやアプリからアクセスする」というひと手間をかけることで、被害の大半は防ぐことができます。
ブックマークへの登録や公式アプリのインストールは、最初こそ面倒に感じるかもしれませんが、一度やってしまえばそれ以降はむしろ検索するより速くアクセスできるようになります。
数秒の手間を惜しんで個人情報を盗まれたり、場合によっては数百万円を失うリスクを考え、デジタルリテラシーをアップデートすることをおすすめします。


