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実は"鉄分"濃い目、JR東の「高輪・大井町」再開発 車両基地に隣接、鉄道会社ならではの「仕掛け」も

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さらに中野マネージャーは「距離は離れていても広域品川圏を1つの街だと感じられるようにしたい」と話す。

1つの街とはどういうことか。一例として挙げられたのは「エレベーターに乗って上の階に行くのと同じくらいシームレスな感覚で隣の駅に電車移動できるような仕組みを考えたい」。これが実現すれば、例えば新宿エリア内での過ごし方、具体的には新宿西口で仕事をした後、歌舞伎町で映画を見て、超高層ビル最上階のラウンジで食事やお酒を楽しむといったことと同じくらいシームレスな感覚で、品川で仕事をした後、大井町で映画を見て、竹芝のウォーターフロントで食事やお酒を楽しむといったことができるようになる。

「街同士のつながりを作ることでエリア全体が街になる。これは鉄道会社しかできない考え方ではないでしょうか」(中野マネージャー)

JR東日本マーケティング本部まちづくり部門の中野貴雄マネージャー(写真:筆者撮影)

移動を生み出す魅力をつくれるか

新宿の場合は徒歩での移動となるが、広域品川圏では電車で移動する。もし本当に徒歩感覚で移動できるようになれば広域品川圏内の電車による移動頻度は格段にアップし、JR東日本の運賃収入も大きく増える。JR東日本が意図する「鉄分」は単なるトレインビューを超えたところにあった。

「大井町トラックス」に隣接する山手線の車両基地(写真:筆者撮影)
【写真をもっと見る】3月に開業したJR東日本の大型再開発プロジェクト「高輪ゲートウェイシティ」と「大井町トラックス」。施設から見える在来線の列車や新幹線、山手線の車両基地、そして工事中の様子や発見された明治の鉄道遺構「高輪築堤」の姿も

では、移動したくなるような魅力ある施設やイベントをどれだけ生み出すことができるか、それぞれの街にどこまで特色を持たせることができるか。今度はJR東日本と地域が共同で知恵を絞る番だ。

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