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「10秒で決めていいこと、1週間かけること」 仕事のデキる人が密かに使い分ける"判断基準"

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「即決のコツ」と「自責思考の罠」を解き明かします(写真:わたなべりょう/PIXTA)

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「悩む」はネガティブ、「迷う」はポジティブ。しかし、どちらも時間を奪うという点では同じです。最短最速で結果を出す人の共通点は、悩む時間をあらかじめ見積もり、即行動へと変換する技術にあります。精神論ではない、ロジカルな「即決のコツ」と、ストイックになりすぎる人が陥りがちな「自責思考の罠」を解き明かします。
宮脇啓輔氏の著書『複利で伸びる仕事術』より一部抜粋し再構成のうえ、お届けします。

悩む時間を減らす(即決力をつける)

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、人生でも仕事でも、「悩んでいる時間」は短いほうが圧倒的にいいと、私は思っています。にもかかわらず、多くの人が延々と悩み続けてしまう。

なぜ人は悩むのか―その理由は、おそらく「悩む時間を減らすべき理由をロジカルに理解していないから」ではないでしょうか。そこで今回は、「なぜ悩む時間を減らすべきなのか」を、私なりの視点で整理してみたいと思います。

まず前提として、「悩む」と「迷う」は似ているようで違います。悩むとは、考えることが負担になって心が重くなっている状態。一方、迷うとは、何かを決めるために建設的に考えている状態です。

つまり、「悩む」はネガティブ、「迷う」はポジティブ。ただ、どちらも「意思決定までに時間がかかっている」という点では同じです。そこで本稿では両者をまとめて「悩み」と呼び、なぜその時間を減らすべきかを考えていきます。

(画像:『複利で伸びる仕事術』より)

悩む時間を減らすべき理由は、主に2つあります。

① 悩んでいる期間中、心が痛い

悩みの時間は、実際には「断続的な思考時間」です。たとえば「1週間悩みました」と言っても、168時間(24時間×7日間)考え続けているわけではなく、実際に頭を使って考えている時間はせいぜい3~4時間。残りの時間は、ふとした瞬間に思い出してはモヤモヤしているだけです。

考えている時間は短いのに、心が痛い時間はずっと続く。この状態が一番もったいないのです。だから、あらかじめ「悩む時間の総量」を見積もり、その分だけ時間を確保して短期集中で考えるほうが圧倒的に効率的です。

たとえば、2時間くらい考えれば答えが出そうなテーマなら、「今夜考えて、明朝には決める」と決めてしまう。そうすれば、心が痛い時間はたった1日で済みます。

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【悩む時間の長さが、成長スピードの差になる】

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