東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「10秒で決めていいこと、1週間かけること」 仕事のデキる人が密かに使い分ける"判断基準"

8分で読める
「即決のコツ」と「自責思考の罠」を解き明かします(写真:わたなべりょう/PIXTA)
2/4 PAGES
3/4 PAGES

「そうは言っても、即決なんて難しい」という人も多いでしょう。そこで最後に、即決のコツを紹介します。即決とは、必ずしも「最終結論を出すこと」ではありません。「次の一手を今決める」ことも即決です。

(画像:『複利で伸びる仕事術』より)

即決するにあたっては、図1−19のフローチャートに従って、何かしらの「次の一手」を今決めてみましょう。このように、ネクストアクションを明確にすることが「即決」なのです。

ネクストアクションが明確になれば、悩みは心のリソース(マインドシェア)を奪いません。迷いごとは放置せず、行動に変換して「迷っていない状態」をつくる。これが、悩む時間を最短化する一番のコツです。

自責思考と上手に付き合う

仕事で成長するうえで「自責思考が大切だ」とよくいわれます。確かにそれは正しいのですが、生まれつき自責思考を備えている人はほとんどいません。多くの人が、経験を通じて後天的に身につけてきた価値観です。だからこそ、自責思考を持てるようになった人は、それだけで大きな強みを手にしています。ただし、ここに一つ落とし穴があります。

自責を美徳として追い求めすぎると、いつの間にか「全部自分のせい」にしてしまう。その結果、心がすり減るだけでなく、冷静に状況を分析する力まで失ってしまうのです。そこで本項では、自責思考と健全に付き合っていくために、「程よく他責にもしていく」という新しい視点を提案したいと思います。

ストイックで成長意欲の高い人ほど、自分に厳しくなりがちです。しかし、長期的に成果を出すには「長く走り続けられること」も同じくらい重要です。自責思考や完璧主義が行きすぎると、心がすり減ってしまいます。

そんなときは、「長く走るためのセルフマネジメント」を意識してみてください。いいセルフマネジメントは、必ずしもストイックさを必要としません。むしろ長く走り続けるためには、自分のご機嫌を自分で取ることが大切です。

次ページが続きます:
【視点を変えて「自分を他人として扱う」】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象