「足立区というだけでマイナスイメージ」「治安は?」と聞かれた偏見根強い街が、子育て世代殺到で教室不足に陥ったワケ

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宮田さんは「人口が増えているために、学校の教室も足りなくなっている」と話す。駅のすぐ近くには、足立区立綾瀬小学校と足立区立東渕江小学校が通りを挟んで並んでいる。ただし、東渕江小学校のほうは本校舎建て替えのための仮校舎だ。

通りを挟んで左が「足立区立綾瀬小学校」、右が「足立区立東渕江小学校」
通りを挟んで左が「足立区立綾瀬小学校」、右が「足立区立東渕江小学校」(筆者撮影)

宮田さんが続ける。

「足立区内では、小中学校の建て替えが進んでいるんです。現在東渕江小学校の仮校舎となっているところは、直前まで別の中学校の仮校舎として使われていました。建て替えの背景には耐震化対応もあるのですが、近隣にマンションなどが増え、子育て世帯の流入が相次いでいることから、学校の教室自体が足りなくなっているんですよ」(宮田さん)

“高くなった”のではなく“ちゃんと見直された”

少子化の今、なんとも頼もしい話だ。

「人が増えて、今後も家賃も少しずつ上がってくると思います。ただ、それは街が“高くなった”というより、“ちゃんと見直された”結果だと思うんですよね。交通の便はいいし、大規模な公園もある。駅の近くに学校があって、子育て世帯にとっての使い勝手もいい」(宮田さん)

以前は先入観で語られがちだった綾瀬だが、今は「住むとちょっといい街」、本来の実力で評価を取り戻しつつあるようだ。

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末並 俊司 ライター

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すえなみ・しゅんじ / Shunji Suenami

福岡県生まれ。93年日本大学芸術学部を卒業後、テレビ番組制作会社に所属。09年からライターとして活動開始。両親の自宅介護をキッカケに介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)修了。現在、『週刊ポスト』を中心として取材・執筆を行っている。

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