「無知だと思われて…」「AIに聞くから」上司に相談しない"今どきの若手"が考えている事――「気軽に相談」の声かけがNGな訳
カウンセリング業界では「アウトリーチ」という概念が注目を集めています。これは、支援が必要であるにもかかわらず、自ら声を上げられない人に対し、専門家や支援者が自ら出向いて働きかける取り組みのこと。
自ら相談しない人のところにカウンセラーが赴き、話を聴くというのも、その1つです。
筆者もアウトリーチを行うことがあります。思った以上に話してもらえると手ごたえを感じますが、相談しない若手にも、この手法は有効。「相談したい。でもみんな忙しそう」とためらっている部下も、絶妙なタイミングで上司から声をかけられたら、救われたような思いになるはずです。
3つのアプローチとは?
では、どのタイミングで、どのように声がけすれば話してもらえるのか。3つのアプローチを紹介します。
少なくとも2~3日に1回は声がけをしたいもの。
悩む前に小さなつまずきを解消しておけば、若手は安心して仕事に臨めます。長時間話す必要はありません。小さなつまずきなら、3~5分程度の会話でもなんとかなるものです。
そして、どう声をかけるかも重要です。
Bさんの上司のように「何かあったらいつでも相談してね」と伝える人は多いですが、若手にはその「何か」の定義がわかりません。自分が抱えている問題は「何か」に当たるのか、それとも自分で解決すべきことなのか。その判断基準を持てていないがゆえに、相談をためらいます。
大事なのは、相手が答えやすい質問をすること。「○○の件はどこまで進んでる?」 「今日は少し疲れているように見えるけど、体調はどう?」と、具体的に質問するのです。
もし悩みや困りごとがわからない状況なら、「今いちばん困っていることは?」という質問が効きます。「いちばん」と尋ねることで、これまで気づいていなかったことに気づかせることができます。筆者もカウンセリングでよく使う質問です。



















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