面白いのは、東大生はマンガを単なる息抜きとして読んでいるだけではないところです。作品のテーマや構成、登場人物の思考、逆境の乗り越え方などに共感しながら読んでいる東大生も多く、いわば「エンタメでありながら、思考の材料にもなっている」のが東大生のマンガの読み方なのかもしれません。
東大生に人気の漫画ランキングトップ10
今回は、東大生アンケートの中でもどんなマンガを読んでいる東大生が多いのか、上位作品を紹介していきます。
まずは東大生に人気の漫画ランキングトップ10位までを紹介します。
1位は『進撃の巨人』、主に文系東大生からの支持が厚い作品でした。
文系の中でも、世界史を勉強している人からの人気が高く、作品内に描かれる民族間対立や、加害者と被害者の視点の入れ替わり、多面的な歴史認識のあり方などがとても興味深く映るようです。
ただ面白いだけではなく、「考えさせられるマンガ」として読まれているところに、東大生らしさが出ています。
『進撃の巨人』は、善悪を単純化せずに描く作品です。だからこそ、歴史や政治、社会の複雑さに関心がある人ほどハマりやすいのかもしれません。読むたびに見え方が変わる、そんなタイプの作品として支持を集めている印象です。
『HUNTER×HUNTER』
2位から4位には、『ワンピース』『スラムダンク』『HUNTER×HUNTER』と、ジャンプの強さが光る結果になりました。
ここを見ると、東大生もやはり王道のジャンプ作品が好きなのだな、ということがよくわかります。
いわゆる「友情・努力・勝利」的な熱量のある作品は、勉強や受験を乗り越えてきた人たちにも強く刺さるのかもしれません。
特に『スラムダンク』は、少し古い作品ながら3位にランクイン。やはり東大生人気が高い印象があります。
スポーツマンガは、勝負、努力、継続、メンタルの立て直しといった要素が色濃く描かれるので、受験経験と重ね合わせて読む人も多いようです。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という名言を、受験期の自分に重ねていた人がいても、まったく不思議ではありません。
一方で『HUNTER×HUNTER』は、設定や情報量、心理戦の濃さが魅力の作品です。
単純な熱血だけではなく、複雑なルールや駆け引き、頭脳戦を楽しめる点も、東大生にハマりやすい理由のひとつかもしれません。
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【5位は少し意外なあの作品】




