「手戻り」が起きる構造的な原因
「ようやく完成した。これで大丈夫なはず」
そう思って提出した資料に、「方向性が全然違う」と言われた経験はないでしょうか。何時間もかけて作り込んだのに、根本から作り直しになってしまった――。こうした「手戻り」は、なぜ起きるのでしょうか。
その原因は、仕事の構造方程式(現状×打ち手=期待する成果)のどこかがズレたまま、完成版まで作り込んでしまうことにあります。
仕事の構造方程式には3つの要素があります。「現状」「打ち手」「期待する成果」です。完成版を作り込んでから見せるという進め方では、このうちどこかにズレがあっても、完成するまで気づくことができません。
たとえば「期待する成果」がズレていた場合――来月の売上目標達成を目指してたたき台を作ったら、上司が期待していたのは「来期の新規顧客基盤の構築」だった。この場合、どんなに精緻な打ち手を作り込んでも、方向性がそもそも違います。
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【方向性の一致だけじゃない!早めに叩かれるメリット】
