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資料を何時間も作り込み「全否定」される人の共通点。手戻りを防ぎ仕事を爆速化させる「粗いたたき台」を出すタイミングとコツ

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叩きがいのある「たたき台」の作り方とは?(写真:78create/PIXTA)
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叩きがいがある状態とは、仕事の構造方程式の3要素がひと通り揃っている状態です。

出所:『たたき台の教科書』

「期待する成果はこう設定した」「現状はこう把握している」「そこから考えた打ち手の候補はこれで、推奨案はこれ」

この骨格が見えていれば、相手は「現状の見方がここは違う」「この打ち手よりこちらの方向のほうが現実的では」という具体的なフィードバックを返せます。

逆に言えば、この3要素のどれかが欠けているたたき台は、悪い意味で相手を黙らせてしまいます。「現状まとめ資料」だけ持っていっても、「打ち手の案」だけ並べても、それはたたき台として機能しません。

「完璧にしてから」が招くもうひとつの問題

「完璧にしてから見せたい」という心理は、実はもうひとつの問題も引き起こします。

仕上げることに時間を使いすぎて、肝心の「方向性を決めるために必要な検討」が十分にできないまま提出することになってしまうのです。資料の見た目を整えたり、細かいデータを調べたりして時間を使ってしまい、本来必要な「打ち手の案」が十分検討できないまま仕上がります。その結果として「考えが浅い」と言われてしまう。これはとても残念なパターンです。

たたき台の目的は、完璧な資料を作ることではありません。関係者が議論して「打ち手を決める」ための土台を作ることです。体裁よりも、方程式の3要素の骨格を優先する。

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これが、早めに叩いてもらう人が仕事を速く進められる理由です。

「未完成なものを見せるのは失礼ではないか」「もう少し整えてから持っていくべきでは」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、上司があなたにたたき台を依頼するのは、あなたを信頼しているからです。粗削りでも、まず方向性を確認したい。

上司の多くはそう思っています。むしろ、時間をかけて作り込んでからでないと見せられない、という状況のほうが上司を困らせます。

早めにたたき台を見せることは、「まだ自信がないので確認してください」ではなく、「方向性を一緒に確認しながら進めましょう」というコミュニケーションです。仕事を前に進めるための積極的な行動として、自信を持って取り組んでください。

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