無駄使いのほかにも、世帯年収が高いからこそ、生活水準を落とせなかったり、支出を把握していなかったりした部分もありそうだが、真船さんはハイブランドなどには興味がないという。
「忙しい日々を生きるために、またさらに忙しくなってしまうループでした。夫も私も服が好きだけれど、見栄のためのブランド欲などはないし、フリマアプリで服を買うことも。でも、忙しくて家を整理する暇がない、という言い訳がベースにあり、どんどんモノが増えていきました」
そんな彼女の意識を変えたのは「家が汚いのとお金がないことがすべて繋がっている」という実母からの言葉だった。
「忙しいと部屋が荒れて、モノが管理できなくなるんです。つまり、手元に何があって、何がないのかわからない。調味料も、服も、ありとあらゆるものが家の中で行方不明になるんです。私は人生の1/4くらいの時間を『探し物』に使ってきたんじゃないかと思うくらいに整理整頓が苦手。『買ったほうが早い』と思ってどんどん買ってしまう性質がありました」
買うから増える、収納からはモノがあふれるという負のスパイラル。彼女の台所からは、砥石が6つも出てきたそうだ。
見直しはまず「見える化」「ゆる管理」からスタート
真船さんは「家計管理も家事も苦手」と公言している。完璧主義を目指さずに、最低限これだけはやると決めたことは何だったのか。
「まずは『見える化』から始めました。以前は夫婦同士でお金をいくら稼いでいて、生活費をいくらいれているかさえも曖昧で、不公平感があったんです。私は夫に『生活費や家賃の振り込みが遅い』と不満があったし、夫は私に対して『生活費の分担は平等なのかな?』と疑問に思っていたんです」
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【貯金がないからこそマイホーム購入を決断】
