東洋経済オンラインとは
ライフ

まずは「いびきかいてるよ、大丈夫?」の声かけから…悩ましい《パートナーのいびき》を止める対策5つ

6分で読める
命にもかかわりかねない「いびき」の対策法を紹介します(写真:kapinon/PIXTA)
  • 木村 至信 医学博士、馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

そこまでいかなくても、確実に仕事のパフォーマンスが落ちます。やがて高血圧などの生活習慣病になり、下手をすると命を落とすこともありえます。逆に言えば、ちゃんと治療すれば、いびきがなくなるだけでなく、仕事での評価を上げ、自分の命を救うことになるかもしれません。

「CPAP(持続陽圧呼吸療法)」の注意点

鼻づまりがないのにいびきが大きい場合や、鼻づまりを解消してもいびきがなくならない場合には、睡眠時無呼吸症候群の検査をしましょう。

『1万人の鼻の悩みを解決した医師が教える 鼻炎のリセット法』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

アプノモニターという機械を使えば自宅で簡易検査ができますが、重度だと判明すれば入院検査が必要になります。

中等度以上の睡眠時無呼吸症候群には、鼻に強制的に空気を送り込む「CPAP(持続陽圧呼吸療法)」が有効です。

CPAPとは、寝るときに専用のマスクを着けて、軽い圧力をかけた空気をチューブを通して気道へ送る装置です。気道が開いた状態を維持できるので、無呼吸や低呼吸を防ぎます。

有効な治療法ですが、CPAPは万能ではありません。まず、慣れるまでなかなか寝つけない方が多いのです。

また、CPAPを使った方の多くが鼻づまりになります。

CPAPは無呼吸を防ぎ、酸素が全身に届くという効果はあるのですが、普通に吸う10倍もの濃度の酸素が自動的に休みなく入ってくるので、口の中も、鼻の粘膜も乾きます。だから鼻が詰まり、おまけに痰も出てしまうのです。

CPAPを使うなら、加温加湿器を使って鼻粘膜の乾燥を防ぎましょう。

CPAPを使っていて鼻づまりなどの症状が出た方には、私は痰を切り、鼻づまりを解消するために、ステロイド系点鼻薬を処方します。外科手術もありますが、効果はさまざまなので、あまりおすすめしません。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象