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「流暢なセールストーク」ほど胡散臭くなりがち…脳科学者が明かす"客の心を動かす"接客のキモとは

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流暢なセールストークがまったく心に響かないのはなぜなのでしょうか(写真:nonpii/PIXTA)
  • 西 剛志 脳科学者(工学博士)、分子生物学者

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多くの人が「伝え方がうまくなりたい」と思って、表現の技術を学ぼうとします。もちろんそれは悪いことではありません。ただ実際に表現の技術を覚えるのはそんなに簡単ではありません――。そう語る脳科学者の西剛志氏は、一方でまた、ちょっとした工夫によってコミュニケーションを円滑にすることもできると言います。
いったいどんな工夫なのでしょうか? 西氏の著書『脳科学×最新研究が解き明かす64のテクニック 「伝える」が「伝わる」に変わるひみつ』から一部を抜粋・編集する形で3つのテクニックを紹介します。

「感謝の言葉」が相手の脳に小さな報酬を与える

感謝の気持ちを伝えたほうが、コミュニケーションはうまくいきます。

「何をあたりまえのことを」と感じるかもしれません。ただ、日常生活の中で「感謝を伝える」ことは、意外におろそかにされている行為でもあります。

とくに、継続的にやり取りのある相手に対しては、この方法は効果的です。ほんのひと言の感謝が、そのあとのお願いを受け入れてもらいやすくします。

脳は「人から評価されること」に快感を覚えます。「ありがとう」と言われると、報酬系が刺激され、ドーパミンが分泌されます。感謝の言葉は、相手の脳に小さな報酬を与えているのです。

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【ペンシルベニア大学での実験結果】

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