和田秀樹「60歳からこそ上機嫌が何よりも重要」 欠乏感や不足感を抱いているとき気持ちはすさむ
小さな成功を喜べる人は、さらに前進できる人
シニア世代の方々こそ、明るく、上機嫌に生きることが何よりも重要だと感じています。明るく、前向きな気持ちで生きることで、人生の可能性が広がるとともに、脳や心、体の老化が防止されます。
人は満たされていないと、上機嫌になることはできません。欠乏感や不足感を抱いているとき、人の気持ちはすさんでいきます。
自分をご機嫌にするための一つの術として、日常のなかで、どんどん自分のことを褒めてあげるようにしてください。たとえ思った通りにいかなくても、望んだ結果が出なくても、自分を思いっきり励まし、元気づけるのです。
自分で自分を褒めることで人は上機嫌になれます。まるで魔法にかかったように、心がきらめき出すのです。
何かというと不機嫌になりやすい人は、たとえば「今日は押し入れと棚の整理をしようと思ったのに、押し入れの半分も終わらなかった」といった具合に、自分を責めてくよくよします。反面、いつも上機嫌な人は、「目標には届かなかったけれど、押し入れをここまできれいにできた! 私ってすごい!」と自画自賛するのです。
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