『就職四季報』では、毎年各企業に独自調査を行い、新卒採用の内定倍率を算出している。今回はその最新データを基に、新卒就活で総合職(技術系以外)の倍率が20倍以下の企業を「倍率が低い企業」と定義し、平均年収が高い順にランキングした。
倍率は2026年4月入社予定の本エントリー(正式応募)数と内定者数を基に算出した。調査は25年8月時点の数字のため、調査時に採用継続中の企業は暫定値の場合がある。
平均年収1000万円超の上位企業は?
1位は野村総合研究所(NRI)。野村證券系のSIベンダーで、コンサル事業にも強みを持つ。大卒総合職の初任給は33万6500円と高水準で、総合職平均年収は1321万円(平均年齢40歳)。
難関企業のイメージがあるかもしれないが、Web登録者数(プレエントリーなど)5万1040人に対し、実際に本選考に応募したのは6682人、内々定者数は565人となっている。ESでは「自分の考えがしっかり表現されていること」が重視される。悩んでいる就活生はまずは本選考に応募してみることが大切だ。
2位は証券で国内最大手の野村證券。総合職平均年収は1223万円(平均年齢42歳)となっている。こちらも意外に思うかもしれないが、応募者数4100人に対し、内々定者数360人で倍率11.4倍と、高すぎない現実的なラインとなっている。
そのほかに、ランキング上位には建設系や専門商社などが多数ランクインする結果となった。
倍率が低い企業は、応募数が少ないのではなく、採用人数が大規模な企業も多い。大量採用・大量離職の企業を避け“隠れ優良企業”を見極めるためには、『就職四季報』で新卒3年後離職率や平均勤続年数をチェックするのが有効だ。
これからの就活で、第1志望の選考がうまくいかず落ち込む人もいるだろう。そんな時にはぜひ、知名度にとらわれず倍率が低めの企業も視野にいれてほしい。そのなかにはきっと、あなたの希望に合う“隠れ優良企業”があるはずだ。『就職四季報』シリーズでは、優良企業を探すヒントとなるデータを多数掲載している。
