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プーチンはウクライナ戦争をどう捉えているか(下)/前駐ロ大使の新刊を題材に歴史主義から考える

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  • 佐藤 優 作家・元外務省主任分析官
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プーチン氏にとって重要なのはロシヤーニンだ。ロシア国家は、東スラヴ族に属するロシア人で正教を信じる人々を中核に構成されているのではない。ロシア国家の中心(帝政時代は皇帝、ソ連時代は共産党書記長、現在は大統領)に忠誠を誓う人々によって構成され、ユーラシア領域に存立しているのだ。ロシアとはスラヴ系の正教徒だけでなく、チュルク、ペルシャ系のムスリム、モンゴル系の仏教徒、シベリアや北極圏のアニミズムを信じる人々を包括する広域帝国なのだ。

プーチン氏の内在的論理では「ロシアの内政問題」

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