小田急「多摩線開業で誕生」新百合ヶ丘駅の将来性 ニュータウンの玄関口、横浜から「地下鉄延伸」も

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そんな嘉山さんの若手時代には想像もつかなかっただろうが、新百合ヶ丘駅が所属する町田管区では現在、新入社員などの家族が「職場見学」をする機会が設けられている。

この日は若手駅員の秋葉涼さんの母・千恵子さんが新百合ヶ丘駅を訪れ、改札口で利用客に応対しているところを見守り、駅員が詰めるバックヤードなどを見て回った。千恵子さんは「バックヤードの駅員の人数の多さにびっくりしましたが、広くてきれいで、息子にもよく対応してくれていて、すごく安心しました。来てよかったです」と話していた。

涼さんも「ちょっと気恥ずかしかったですが、ホームで放送しているところなど、親が知らない一面を見せることができました」と満足した様子だった。今後は車掌見習いとして新たな一歩を踏み出すという。

新百合ヶ丘駅 新人駅員と見学する母
秋葉涼さん(奥)の窓口での仕事ぶりを母・千恵子さんが見守る(記者撮影)
【貴重な写真】周りには“何もなかった”新百合ヶ丘駅の開業当時と現在の様子を見比べる。普段は関係者以外入ることができない駅のバックヤードには何がある?

地下鉄延伸計画「地元は期待」

多摩線との接続駅として、丘を切り開いて開業した当時は雑木林が広がっていた駅周辺は、現在は麻生区役所、昭和音楽大学や日本映画大学の校舎、「アコルデ」「オーパ」「エルミロード」「イオンスタイル」などの商業施設が集積している。

南口のバスターミナルは、横浜市青葉区にある東急田園都市線たまプラーザ・あざみ野方面などへの路線バスの拠点で、羽田空港と結ぶリムジンバスも出ている。

現在は小田急だけが乗り入れる新百合ヶ丘駅だが、近い将来、その存在感をさらに増すことになりそうだ。横浜市営地下鉄ブルーラインのあざみ野駅から新百合ヶ丘駅まで約6.5kmの延伸計画がある。

駅長を2年間務めた嘉山さんは4月から藤沢管区の管区長兼藤沢駅長に就く。新百合ヶ丘については「地元の方と話をしているとみなさんが地下鉄延伸にすごく期待しているのがわかりました。開業から50年で多摩線の乗降は増え、駅前もどんどん変わってきたのでこれからも可能性のあるエリアだと思います」と話していた。

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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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