「約3800万円の落札事例も」F1エンジンをコレクション化する「メモラビリア」のビジネスとクラシックカーの投資的価値

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フェラーリの250GTO
フェラーリの250GTO(写真:筆者撮影)

こうした実績から「高名なブランドの希少性が高いモデルであれば将来的に必ず価格は上昇する」というのが、クラシックカー界隈ではすでに常識となりつつある。

クラシックカーが投資の対象として有力であることは客観的なデータとしても表れている。

イギリスの不動産会社“ナイト・フランク”が発表しているラグジュアリー・インベストメント・インデックスによると、クラシックカーの価値は過去10年間で58.9%上昇したという(24年Q4のデータ)。

同じ10年間でウィスキーは191.7%、家具は140.9%、腕時計は125.1%などのように、クラシックカーを上まわる「値上がり率」を示す商品は少なくないが、注目すべきはクラシックカーが優良な投資先として長年にわたり上位に位置付けられている点にある。投資家にとって、これは大きな安心材料といえる。

価格高騰が喜ばしくない場合もある

フェラーリのF50
フェラーリのF50(写真:Ferrari)
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もっとも、クラシックカーの価格の極端な高騰は好ましいとばかりは言い切れない部分もある。とりわけ、近年は90年前後までに生産された日本製スポーツカーの価値が急騰。ほんの数年前まで数十万円程度で購入できたものが、いまでは400万円や500万円といった値段で広く取り引きされているほか、希少モデルのなかには1億円を超える例も出てきている。

こうなると、一般の自動車愛好家には手が届かなくなるので、投資家たちの気まぐれで価格が高騰するような事態だけは避けてほしいものである。

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大谷 達也 自動車ライター

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おおたに たつや / Tatsuya Otani

1961年神奈川県出身。大学卒業後、電機メーカーの研究所にエンジニアとして勤務。1990年に自動車雑誌「CAR GRAPHIC」の編集部員へと転身。同誌副編集長に就任した後、2010年に退職し、フリーランスの自動車ライターとなる。現在はラグジュアリーカーを中心に軽自動車まで幅広く取材。先端技術やモータースポーツ関連の原稿執筆も数多く手がける。2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考員、日本自動車ジャーナリスト協会会員、日本モータースポーツ記者会会員。

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