「約3800万円の落札事例も」F1エンジンをコレクション化する「メモラビリア」のビジネスとクラシックカーの投資的価値
ここまでは公道を走れないF1マシンの、それもエンジン単体というかなりニッチな商品の相場について説明してきたが、これが公道走行可能な四輪車そのものとなると、メーカーやモデルによってはかなりの高額で取引されており、そのうちの一部は投機の対象とされているケースも少なくない。
なかでも人気なのがフェラーリで、一般的な乗用車とは大きく異なり、中古車になっても値段がほとんど下がらないばかりか、古くなればなるほど取引価格がつり上がっていく傾向にある。
フェラーリ歴代モデルの取引価格
たとえば15年から19年まで販売された「488GTB」は新車時の車両価格が3070万円だったにもかかわらず、今も3000万円近くで取り引きされている。
もう少し時代を遡って、96年から01年まで販売された「550マラネッロ」の車両価格は2270〜2390万円だったが、今もこれとほとんど同じ価値を維持しているか、コンディションがいいと4000万円以上で落札された記録も残っている。さらに古い「328GTB」(85〜89年)の新車価格は1370万円だったが、今では安い個体でも2000万円、高ければ4000万円と、新車時のおよそ3倍まで跳ね上がる。
ここまで列記したのはフェラーリのカタログモデル(量産モデル)だが、これが限定モデルとなるとケタ違いに高くなり、95〜97年に349台が生産された「F50」は新車時に5000万円だったものが26年に1億4000万円で落札されたほか、フェラーリのなかでもとりわけ価値が高いとされる「250GTO」は先ごろ61億円という天文学的な価格で落札された。



















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