グランカングー/ベルランゴロングの違いはどこに? 人気の3列シート・フレンチミニバンをフランス車好き目線で比較

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気になる2列目/3列目は、どちらも人数分が独立したセパレートで取り外し可能。ただし、2列目は2車で異なり、グランカングーは中央だけが狭いのに対し、ベルランゴは全体が小ぶりで、2人で座るなら前後スライドができるグランカングーのほうが快適だ。

「グランカングー」で3列目へアクセスする様子。スライドドアの延長もあって乗降性は良好だ(筆者撮影)

3列目へのアクセスは、2列目を前席側に跳ね上げるグランカングーのほうが、2列目の背もたれを倒してその上から乗り込んでいくベルランゴロングよりスムーズ。居心地は同等で、身長170cmの筆者ならどちらも余裕を残して座れる。

荷室の開口部は、グランカングーは観音開きを受け継いでいるので、後方や上方に制約があるときにありがたい。とはいえ、ベルランゴロングもガラスハッチを採用しているので、ライフスタイルによって評価が分かれるだろう。

「ベルランゴロング」はガラスハッチを備え、狭い場所での荷物の取り出しやすさを追求(筆者撮影)

シートの取り外しはどちらも慣れれば難しくなく、成人男性ならひとりで持ち運びできる重さ。自分の愛車でシートアレンジをひんぱんに変えることはないだろうから、それほど大変には感じないのではないだろうか。

2/3列目をすべて外したときの容積は、グランカングーが3050リッター、ベルランゴロングが2693リッターで、全長の違いが表れているようだ。

日本のミニバンと異なり、シートを格納するのではなく、取り外すのがフランス流(筆者撮影)

ただし、ベルランゴロングは助手席の前倒しができるので、長尺物の積み込みでは有利になる。

スペックでは測れない走りのキャラクター

現行カングーのパワーユニットは、直列4気筒の1.3リッターガソリンターボと1.5リッターディーゼルターボだが、グランカングーはいまのところ前者のみ。1.5リッター4気筒ディーゼルターボのみのベルランゴロングとは対照的だ。

トランスミッションも、グランカングーは7速DCT、ベルランゴロングは8速ATと違いがある。車両重量は1690kg対1660kgで、少しグランカングーが重い。

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