実は欧州のカングーで観音開きは、商用仕様だけ。つまり、標準ボディを含めて、観音開きの乗用モデルは日本専用車なのである。
では、グランカングーはステランティス3兄弟のロングボディとどこがどう違うのか。すでに両車に何度か乗ってきた経験から、お伝えしていきたい。
ベルランゴ以上にロング化したカングー
まず標準ボディからどのぐらい伸びたのか。数字で比べると、ベルランゴは+365mm、グランカングーは+420mmとなる。
それ以上に違うのがホイールベースの延長で、ベルランゴの+190mmに対してグランカングーは+385mmと、倍以上も延長されている。
そのため標準ボディでは85mm、カングーが長かった全長の差は140mmになり、グランカングーのホイールベースは3mを大きく超えて、3100mmにも達している。
しかも、グランカングーはスライドドアまで長くした。開口幅は180mm拡がっている。
そのため、真横から見るとスライドドアから後ろを伸ばし、その中間に後輪を置いたベルランゴロングに対し、グランカングーではオーバーハングはそのままに、前後輪間だけを全体的に引き伸ばした感じがする。
くわえてグランカングーは、サイドパネルがすっきりしているうえに、サイドウインドーが連続していて、少し低い位置にあるので、ステーションワゴン風。高めのノーズ、フェンダーやサイドモールまわりのキャラクターラインのためもあって、SUVっぽい雰囲気のベルランゴロングとは対照的だ。
運転席まわりは、どちらも標準ボディと基本的に同じ。ざっくり言えば、低くて開放的で機能的なグランカングー、高くて囲まれ感があって個性的なベルランゴロングという違いがある。シートはベルランゴロングのほうが、ふっかりしていてフランス車らしい。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら