キンコン西野「相方・カジサックに救われた」と感謝する理由 映画『プペル』新作でも「人を待ち続けること」がテーマに

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前作が公開された20年12月は新型コロナウイルスの影響で全国の映画館が苦境に立たされていた時期だった。そんな映画館への応援の意味も込めて、西野は自ら100館もの映画館に足を運んだ。

その結果、「西野さんが来てくれたおかげで首の皮一枚が繋がった。公開期間をもう1週間延ばそう」といった声もあがったこともあったとのこと。

西野は「やっぱり人と仕事するということで考えると、地上戦の方が圧倒的に強くて。そういう癒着というか、贔屓みたいなものがいい意味で全然あるから。SNSでどれだけやっても、人の心はそこまで動かせない。だったらドブ板も全然無駄じゃないなと思います」と笑う。

プペル
前作のクライマックスでは、ルビッチの成長を見届けたかのように消えてしまったプペル。声優を務めるのは俳優の窪田正孝(写真:「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」 配給:東宝・CHIMNEY TOWN (C)西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会 )

相方・カジサックへの思い

今回の映画続編のテーマは「人を待ち続けること」。親友を失い、信じて待つことをあきらめた少年が、もう一度信じる勇気を取り戻し、ふたたび大切な友だちに会うまでの物語となる。

現代社会ではとかく即効性が求められ、すぐに結果を出せない人間はとかく切り捨てられがちだ。しかし西野はあえて「待つ」ことの重要性を説いている。

「スピード勝負で一気に成果を出したいなら、足の遅い人は切り捨てるべきです。でも『めちゃくちゃ遠くに行こう』と思ったら、絶対に大きなチームが必要になる。その時、足の遅い人をバンバン切り捨ててしまうと、チームは大きくなっていかないんです」

西野の会社にも、1年目は「もうどうしようもないな」と頭を抱えるような若手社員がいたという。しかし「彼らが4年目、5年目を迎えると急に覚醒して、会社を救ってくれることが何度もあった」と西野は笑う。

そこで思い出されるのが、西野の相方である梶原雄太だ。

「梶原さんも、昔はとにかくテレビが苦手で。失踪したこともあったくらいなので。そこからの復活劇が描けたら良かったんですけど、彼はテレビ的にはもう死んでいるような状態だったんで」と冗談めかす西野。

だが、芸歴17年目あたりで梶原はYouTuber「カジサック」としての地位を確立した。

「そのおかげで僕がどれだけ救われたか。それこそ彼が毎日のようにYouTubeをあげてくれるおかげで、僕が海外でどれだけ挑戦しても『帰ってくる場所』がある。もしあの時、『あいつは足が遅いからダメだ』と切り捨てていたら、今の自分は絶対にここまで辿り着いていなかっただろうなと思います」

プペル
千年砦でルビッチは、好奇心旺盛で歌が得意な植物の精霊ナギと出会う。声優を務めるのは俳優の小芝風花(写真:「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」 配給:東宝・CHIMNEY TOWN (C)西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会 )
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