キンコン西野の『プペル』新作を"色物扱い"できぬ理由 "お騒がせ芸人の作品"イメージ完全払拭し、巨大IP転身の可能性も
かつての「バラエティ番組のひな壇に出演しない」宣言など、歯に衣着せぬもの言いがアンチを煽り、ときに炎上しながらも、多くのファンに支持される、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣。近年は、作家、クリエイターとして活動の場を広げ、彼のクリエイティビティは高い評価を受けている。
そのひとつが著書の絵本『えんとつ町のプペル』。自ら脚本、製作総指揮を務めて2020年に劇場アニメ化すると、コロナ禍に興行収入27億円の大ヒットとなり、「第44回日本アカデミー賞」優秀アニメーション作品賞を受賞するなど評価を受けた。
その後、原作絵本は販売78万部を突破し、プペルは映画だけでなく、バレエ、ミュージカルとジャンルを越えて公演化され、オリジナルIPとしての価値を高めている。そんな一大プロジェクトの映画最新作が『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』(3月27日公開)だ。
新たな物語で描かれるのは、前作がどストレートの直球であったのに対して、切れ味の鋭いチェンジアップ気味の変化球。そのおもしろさは前作を軽々と飛び越えていた。
メディアで見かけなくなった芸人・西野亮廣
西野亮廣といえば、世間的には最近あまりメディアで見かけなくなったお笑い芸人かもしれない。かつてのようなSNSやネットニュースの炎上騒動も、近年は大規模なものはほとんど目にしない印象だ。
そんななか、現在の彼はクリエイターとしての活動に重きを置き、ファンを拡大し続けるとともに活躍の場をぐんぐん押し広げている。
振り返ると、09年の絵本『Dr.インクの星空キネマ』出版から、翌年には絵本『Zip&Candy -ロボットたちのクリスマス-』と小説『グッド・コマーシャル』、12年に絵本『オルゴールワールド』出版など作家活動を本格的に軌道に乗せた。
13年にはクラウドファンディングで資金調達して、ニューヨークで原画展を開催。持ち前の行動力で、瞬く間にクリエイターとしての存在感を高めていた。




















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