キンコン西野の『プペル』新作を"色物扱い"できぬ理由 "お騒がせ芸人の作品"イメージ完全払拭し、巨大IP転身の可能性も

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プペル
(写真:『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』(C)西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会)

そして、16年に絵本作家としての活動を軸足のひとつに据え、絵本『えんとつ町のプペル』のほか、関連書籍となるビジネス書『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』などを出版する。

その後、絵本『新・魔法のコンパス』『チックタック 約束の時計台』を手がけながら、『映画 えんとつ町のプペル』のオリジナル劇場アニメ化プロジェクトを進行し、コロナ禍の20年12月に公開され、前述のような大ヒットになる。

そこからプペルのプロジェクトは大きく動き出す。

翌年にファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』、22年には歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』、25年にオーケストラ版ミュージカルを成功させた。さらにはブロードウェイを皮切りにした世界上演を目指していることも発表されている。

また、23年・25年には、大人も子どもも参加できるフェス型イベント『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』(千葉・幕張メッセ)が開催された。このわずか数年で、プペルはオリジナルIPとして大きく成長を遂げている。

劇場アニメ最新作のあらすじ

西野亮廣が原作、脚本、製作総指揮を務めた『映画 えんとつ町のプペル』(20年)は、いつも煙に覆われて空が見えないえんとつ町が、星空に包まれる夜を迎えるまでの出来事を描く。

えんとつ町の少年・ルビッチとゴミ人間・プペルが出会い、街全体を覆う煙の上には光り輝く星があると信じるルビッチと、友だちを信じるプペルの2つの“信じる心”が、町に奇跡を起こす。しかし、町の空に星が輝いた夜、プペルはルビッチの成長を見届けたかのように消えてしまった。そこで前作は終わる。

プペル
(写真:『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』(C)西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会)

その続編となる今回の『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』は、えんとつ町の奇跡の夜から1年後が舞台になる。

プペルを待ち続けていたルビッチだが、時間の経過とともに彼との再会を諦めようと思うようになり、前へ進もうとしていた。そんなルビッチはある日、時を支配する謎の異世界・千年砦に迷い込んでしまう。

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