「コンビニ並み」4.5万軒が残るスナックの改革、「タピオカブームの仕掛け人」が次に狙う 8兆円市場の"夜の社交場"
「スナテクは、見た瞬間から『これは絶対にお店の一体感が高まるツールだ』と思いましたね。うちはお店で知り合った方が仲良くなって、お客さん同士でシャンパンを入れたりお返ししたりする習慣があるんです。『スナボム』を使えば間違いなく面白いことになりますし、売上が上がることも容易に想像できます」(吉田さん)
「スナボム」は店外から遠隔で送ることができるため、ママやキャストのバースデーの際、来られない常連客が気軽にボトルを入れてお祝いすることも可能だ。
これまでは来店客との会話の中から誕生日を聞き出したり、一人ひとりLINEを送ったりといった地道な営業が常だったが、顧客管理のDX化を図ることでそうした手間が解消され、スナック本来の楽しさが向上する。
「店を始めた当初は常連さん中心の半会員制のような形で運営していましたが、コロナ禍を機に『本当に時代が変わったな』と実感しました。料金の詳細を明示することで、お酒をセーブするお客様もいるとは思いますが、今の時代、明朗会計で楽しく過ごしてもらい、リピートしてもらう方が大切。新規顧客を獲得する視点を持たないと継続は難しいと思っています」(吉田さん)
スナックのDX化で地方創生は加速するか
地方のスナックでも積極的にDXに取り組むママがいる。山形県南陽市で「Lounge eagle.」を営む伊藤なつ美さんだ。店は温泉街のある赤湯に位置するが、客層は地元企業の経営者が多い。「地方のスナックは人と人をつなぐ交流の場であり、経営者の話を聞くメンターのような存在」と伊藤さんは語る。
とはいえ南陽市の人口は約2万8000人(2026年3月時点)。年々顧客の高齢化も進む中で、地域をどう活性化していくかは伊藤さんの大きな課題だ。
「新規のお客様が来店しやすくなる動線づくりや、リピートしてもらうための仕組みを考えていたのですが、私は致命的なことに記憶力があまり良くなくて、お客様の名前を覚えるのもチーママの子に頼り切り。スナテクのような顧客管理ができるアプリは本当にありがたいです」(伊藤さん)





















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