「コンビニ並み」4.5万軒が残るスナックの改革、「タピオカブームの仕掛け人」が次に狙う 8兆円市場の"夜の社交場"
一方で、スナックに対するポジティブな期待値を掘り起こしてみると「ママやマスターとの会話を楽しみたい」や「他のお客さんとの一期一会を楽しみたい」、「一人でも気兼ねなく酒を飲みたい」といった意見が上位を占める。コミュニケーション空間としてのスナックのポテンシャルは決して色褪せていないことがうかがえる。
また、意外なことにスナックへの期待値は若者世代でも高い。とくに「カラオケを歌いたい、人の歌を聴きたい」や「仕事やプライベートの悩みを相談したい、癒やされたい」といった回答は、40代以上に比べて20〜30代の方が圧倒的に多いのだ。
「僕自身、20年以上の経営者人生を歩んでいますが、ゼロからイチを生み出すことは、実は孤独との戦いでして、家族や友達、社員にも言えない悩みを抱えていました。そんな孤独を癒やしてくれる場所がスナックでした。愚痴を聞いてもらったり、見ず知らずの人と肩を組んで歌ったり、スナックは孤独から救ってくれるサードプレイスでもある。そうした側面を若年層もポジティブに評価しているのではないでしょうか」(関谷氏)
「入りづらい」をどう解消?復活のカギは心理的安全性
スナックの良さを残しつつ課題をテクノロジーで可視化し、若年層にも利用意向を高める。関谷氏は、そうしたミッションのもと「スナテク」の開発に着手した。2024年には赤坂に実店舗のスナックを開業し、接客経験を踏まえてアプリの改良を重ねている。
料金の明示や領収書の自動発行はもちろん、店舗の内装やママのインタビュー動画が閲覧でき、アプリに会員登録すると来店客のニックネームがリアルタイムで表示されるのも「スナテク」のユニークな機能。混雑状況が事前に確認できるほか「〇〇さんが来ているから行ってみよう」、あるいは逆に「〇〇さんが来ているから行かない」という使い方も可能だ。





















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