ビクビクしながら入店すると、スーツ?タキシード?を着た店員さんが笑顔で近づいてきた。ご予約はされているか、ご宿泊はされているかと質問された私は、「予約も宿泊もしてません。あの、ハイネケンのビールを1杯だけ飲んでもいいですか?」と弱々しく伝えた。店員さんは「もちろんでございます。一番奥の席が空いておりますので、こちらへどうぞ」と丁寧に案内してくれた。
ウーバー配達員、リッツカールトンの特等席で「生ビール」を飲む
店内にはウーバー配達員以外のお客さんはいなかった。入店から5分くらい経った頃、外国人のお客さんが2組4名来店した。流暢な英語でオーダーを伝える外国の方に、英語で受け答えする店員さん……。
18世紀の英国貴族の邸宅を彷彿とさせる、高級感あるクラッシックな内装を含め、「まるで外国にタイムスリップしたみたいだな」と目を丸くしながら、私は金色のエナジードリンクが運ばれてくるのを待った。
そして、その時はやって来た。緑色の小瓶に入ったハイネケンのビール。フタを開けた瓶をグビグビ飲むのが、私たち庶民の基本スタイル。しかし店員さんは、まるでワインを注ぐかのように、丁寧にビールをグラスに注いでくれた。木製のテーブルにはライトと生花が置かれている。さらに3種類のおつまみ(オリーブ・ナッツ・お煎餅)が無料で提供された。
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【ハッキリ言って最高すぎる】
