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物価高でもちょっと高級「ロイヤルホスト」が増収増益のワケ 6578円のステーキも"人気"

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今後は商業施設内に、グループ内の複数ブランドを並べて出店する可能性もあるという。広い区画を借りると賃料の面で有利になるという資金上の理由もあるが、大きな狙いは相互のブランドイメージや認知度アップだ。

「例えばてんや、シェーキーズ、シズラーもロイヤルグループだということはあまり知られていない。グループとしてのブランド力を訴求することで、それぞれのブランドの価値をアップできると考えている」

もう一つの柱、物販

コロナ禍で本格化した食物販事業は、もう一つの柱として成長してきているそうだ。立ち上げ当初は新たな冷凍食品ブランドとして展開していたが、現在はロイヤルホストブランドに組み込む形で「ロイヤルホスト デリ」として訴求を強め、ECのほか、店頭の物販コーナーでも展開している。

「ロイヤルホスト デリ」を店舗でも展開(写真:ロイヤルホールディングス)
ロイヤルホスト馬事公苑店のロイヤルホスト デリ(写真:ロイヤルホールディングス)

「コロナ禍の終息と共に世の中の冷凍食品の売り上げは下がってきているが、当事業は売り上げを維持している。店舗で召し上がった商品を購入する方もいる。余韻を楽しむという意味があるのではないか」

同チェーンのような歴史のあるブランドでは、客の高齢化が課題となり得る。川勝氏も注目しているところで、喫茶メニューなどで若い世代の取り込みを図っているそうだ。

ロイヤルフードサービスの川勝邦弘社長(撮影:今井康一)

「実は何十年も前から『若年層に受けていない』ことは社内で課題となってきた。しかし実際に顧客満足度アンケートを見ると、家族で来た幼い頃の記憶が懐かしく、自分の家族と一緒に来た、という例が多い。3世代が集まるのは週末、お盆、お正月という最大繁忙期。お客様は最大の期待感を持って来られる。そこで良い体験をしてもらうことで未来の顧客ができると考えている」

225gアンガスサーロインステーキ(写真:ロイヤルホールディングス)

幼い頃の幸せな体験を、大人になっても変わらず味わえること。そのブランド価値を社会の変化の中でも堅持したことが、ロイヤルホスト成長の大きな理由となっているようだ。

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