物価高でもちょっと高級「ロイヤルホスト」が増収増益のワケ 6578円のステーキも"人気"
フェアメニューは従来から外国の味や雰囲気を楽しめるものが多かったが、最近ではこれに、国産素材や産地にフォーカスした「Good JAPAN」フェアが加わった。
「生産者と共にコロナ禍を乗り越えたことで絆が深まったことが、フェア企画につながった。お客様にも非常に好評だ」
5月中旬までは「北海道の恵み」として、時鮭(ときしらず)、いくら、きたあかりといった北海道産食材を使ったメニューを展開している。
来店動機の変化が追い風に
成果は客単価のアップとして表れているそうだ。
例えば一人当たりの皿数が増える傾向にある。また、高単価商品の出数が上がってきている。冒頭に紹介したステーキはその例だ。
「ステーキはご馳走感のあるメニューの代表。出数が長い年月をかけて少しずつ上がり続けており、集客につながっていると感じている。お客様の来店動機がご馳走を食べて楽しむことにシフトしてきているため、客単価の伸びもあり、コロナ禍以降の食材費の高騰の影響を受けつつも、大きな値上げは避けられている」
ロイヤルホストならではの魅力を体感するため、「黒×黒ハンバーグスペシャルランチ」(2310円)を食べた。スープとデザートをそれぞれ「ロイヤルのオニオングラタンスープ」(プラス330円)、期間限定(取材時)の「プチストロベリーパフェ」(プラス440円)に替えてもらった。
ハンバーグは丸く成形してあり、ガッツリ、というよりはふわっと軽い食感で食べやすい。オニオングラタンスープは素材の旨みが溶け込んだ、濃厚ながら優しい味わいだ。パフェは生のイチゴやソルベなど、甘酸っぱくさっぱりとして、食後にちょうどよかった。
店舗に関しては大きな増減なく展開しているが、改装や移転に力を入れている。創業の頃はモータリゼーションを背景にロードサイドを中心に広がってきたものの、現在は施設内、ビル内の店舗が増えてきているそうだ。
「家族にとってハレのイベント、例えば誕生日は食事単体では成立しない。ショッピングセンターなどで1日楽しく過ごして食事もするという具合に変化している。それに従い、出店のモデルも変えていく必要がある」





















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