物価高でもちょっと高級「ロイヤルホスト」が増収増益のワケ 6578円のステーキも"人気"
1951年に機内食搭載と喫茶営業を始めて、わずか2年後に立ち上げたのがレストラン業だ。フレンチの専門レストランの体験価値をより身近にし、食事を楽しんでもらうために、手間暇のかかったメニューやフルサービスに力を入れてきた。
「その方針を、人手不足だからといって変えるわけにはいかない。人材育成に改めて力を入れました」
人とデジタルをすみ分けたロイヤル版働き方改革
しかし、従来のやり方を何もかも踏襲したわけではなかった。
まず、人手が不足していた1〜2年の間はスポットワーカーも導入していたという。同時に、バックヤードのDXに取り組んだ。システム開発企業に現場の悩みを相談しながら、発注などの事務作業や、人材教育においても部分的にAIを導入するなど、独自のシステムを構築。人がサービスや調理に集中できる環境を整えていった。
多様な人材が、時間帯や地域を選んで働けるよう、シフトの組み方も変革した。店の従業員はブランドを表現する必要があるため、直接採用の人材に切り替えていった。スポットワーカーから従業員になったケースもあるそうだ。これらの結果、アルバイト、社員共に雇用人数も拡大してきているそうだ。
「将来的に働く人が減っても、今と同じレベルでサービスできる体制を整えた」
さらに人材に対しては、ブランド教育を強化した。例えばここ2年ほど行っている店舗責任者研修では創業の地、福岡市の研修センターで学んでもらうと同時に、近隣の店舗を見学してもらっている。創業地ではブランドに対する地元からの応援の思いも強く、ポジティブな影響があるそうだ。
メニューに関しては、グランドメニューのベーシックな価値に磨きをかけると同時に、フェアメニューで新しい流れを取り入れた。
例えば「コスモドリア」(1298円)や「ビーフジャワカレー」(1298円)、「ロイヤルのオニオングラタンスープ」(583円)などは、ロイヤルホストで人気が持続する看板メニュー。こちらについては、古くからのファンがついているため大きくは変えられない。
比較的新しいヒットメニューが黒毛和牛、国産黒豚を使った「黒×黒ハンバーグ」だ。また、ステーキはもともとアメリカ産牛肉を使っているが、その中でも産地を選び、品質をアップしてきた。





















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